2010年9月号


おいしい劇場
Scene 6.

人はみな ひとりでは生きていけない
■ふれあい
 介護という言葉を見たり聞いたりするたびに、なぜか〈悲しみに出会うたび・・・〉で始まるあの歌を思い出します。そのあとにつづく極めつけのフレーズ、 〈人はみな ひとりでは生きていけないものだから〉が強く心に響いてきたからだと思います。
 1973年のTVドラマ「俺たちの青春」の挿入歌だった「ふれあい」は、主役の新人中村雅俊さんが歌って、100万枚のベストセラーになったそうですから、いつのまにか耳に残っていたのでしょう。いま聴くと、中村さんは意外に淡々と歌っていて、情だけでなく知性にも聴かせていたのだ、とわかります。(詞・山川啓介 曲・いずみたく)

■孤独はこの世で一番の苦しみだ  ゲオルギウ(ルーマニアの作家)
 多くのアーチストにとって「孤独」は大きな問題でした。現代ではますます逃げることの出来ない深刻なテーマです。
 恋人たちが、1瞬を惜しんで、真剣にたとえ指の先だけでもふれあっているのを見るとき、人はなんて悲しいんだろうと思わずにはいられません。
 その先の2人孤独を見たわけではありません。
 ロシアの作家A・チェーホフは「孤独が恐ろしかったら結婚するな」といいましたが。

■孤独とふれあい
 いま誰もが、介護なしで一生を送りたい、と願っています。からだの介護のことなら、食生活を改めてリスクを少なくすることも出来るでしょう。しかしそれだけではない。生きにくい時代を生きていく人たちはみな「孤独」への介護を強く求めてひそかに悲鳴を上げているのです。
 そばにいて、そっと肩を抱く、ふれあいがあれば、たとえつかの間の癒やしでも孤独を離れることが出来るでしょうか。

悔悟サラダ 木澤智乃(料理研究家)
今までの食生活を悔いあらためて、介護いらずのサラダを作ってみました。α-リノレン酸やリグナンを豊富に含むNIPPNのアマニ油をたっぷり入れた豆乳クリームドレッシングで、NIPPNのオーマイショートパスタの早ゆでカラフル、早ゆでペンネ、早ゆでサラダカールの3種類のマカロニを茹で、数種類の野菜を入れ和えました。


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