第250回 【 ジョージア料理を食べに行く 】
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ムツヘタは、紀元前1世紀ごろに栄えたイベリア王国の首都で、1994年に世界遺産に指定された古キである(スペインのイベリアとは違う)。日本では弥生時代に当たり、京都、鎌倉の比ではない。
ジョージアは、91年、旧ソ連から独立。ロシア語由来の「グルジア」を嫌い、国名を「ジョージア」とした。首都は臥牙丸が生まれたトビリシ。
西は黒海。南はトルコ、北はロシア連邦、この連邦の中にはチェチェン民族共和国もあり、自国にも統治不能の自治区を抱え、南オセチアなど紛争が絶えない。中東、アジアの交差点であり、宗教もキリスト教、イスラム教が入り混じっている。それだけに文化は豊穣で、もちろん食文化も豊かなのだろう。
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ジョージア料理を食べに行った。
吉祥寺北口から直ぐのカフェ ロシア。午后4時、遅いランチの客でほぼ満席だ。忙しく立ち回っているスタッフは、ロシアとウクライナの女性とカザフスタンの男性だという。
ロシアとジョージア料理を定番とする、メニューを見る。国と国は角突き合っているが、食べものに国境は無い。
[ヒンカリ]ジョージアのパクチーをふんだんに使った小籠包。 [ハチャプリ」パイ生地でもパン生地でもない、不思議な生地でチーズを包んでオーブンで焼き上げたジョージアのピザ。ハチャはチーズのことで、プリはパンの意味だという。全国各地にそれぞれ工夫された味の[おらがハチャプリ」があるという。
そしてワイン。栃ノ心の実家のものかどうかは分からないが、渋みがあって大人のワインというところか。
個別の説明よりも早わかりのメニューにトライした方が良いかも知れない。
お試しセット「ジョージア」(3200円)。 毛皮のコートを着たニシン など前菜五品、ハチャプリ、タバカ(ジョージア風ローストチキン)、グルジア珈琲。
睡眠と料理が趣味という栃ノ心。よく食べよく眠って、大関を狙ってほしい。
カフェ ロシア 吉祥寺本町1−4−10 ナインビルB1
tel:0422−23−3200
写真上)ハチャプリ(アジャルリ・タイプ )1000円、ワイン(ムクザニ)赤 780円 、ボトル3600円、ジョージア(グルジア) コーヒー 450円
写真下)スタッフのルシコフ・ヴラディスラヴさん(23)。日本へ来たのは10歳の時。18歳からロシア/ジョージア料理人を目指して修業中。
オリンパスOM-D E-M1 MarkU M.zuiko Digital 12-100mm F4
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