第163回　溢れる自然　ユニークな文化　夏休みの旅行計画に 7月25日号  　今年5月25，26日、沖縄名護市で、「第6回太平洋・島サミット」が開催された。太平洋島嶼国の首脳と野田総理がかりゆしを着て並んだ記念撮影の映像をご記憶の方もあるかも知れない。17カ国が参加して「沖縄きずな宣言」が採択されたというが、会議の内容はよく分からず仕舞い。大きなニュースになったのは、いわき市のスパリゾートの「フラガール」が親善大使に任命されたことだった。 　同じ時に東京では「第2回太平洋文化芸術祭・パシフィック・フェスタ２０１２」が開催された。太平洋の島々と日本の文化交流の祭りだという。ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの島々から、それぞれ伝統的な踊りと音楽が紹介された。いずれも恋や戦いがテーマで、素朴な魅力に満ちている。クック諸島のチームは、踊りが終わるまで、昼夜公演の時は終日、食べものを口にしないというから、儀式的・呪術的な踊りなのだろうか。 　日本からは、ハワイアン、タヒチアンダンスのハラウ（教室）の競演が続き、フラの人気ぶりに圧倒される。 　太平洋の島々と日本とのつながりは深く、自然は溢れるようだ。筆者はかつてパラオで見た、ぶちまけた宝石が落ちてくるような、怖いような星空を思い出す。パラオ共和国の国旗は、青地に黄色の円。日の丸と同じ構図だが、青は海を、黄いろの丸は月を表しているという。南太平洋への旅を、夏休みの旅行計画にぜひおすすめ。ユニークな踊りを現地でどうぞ。 写真（大）　ＰＮＧダイコク・ダンサーズ(パプアニューギニア） 写真（A）　ＰＮＧダイコク・ダンサーズ(パプアニューギニア） 写真（B）　クックアイランド・ダンス・トルーパーズ　クック諸島首相は島サミットで野田総理とともに共同議長を務めた。 写真（C）　南太平洋オセアニア・ダンスシアター（フィジー） 写真（D）　ハワイアンダンス 写真（E・F）　ポリネシアンダンス 写真（G）　沖縄からは、「沖縄エイサー」のチームなど多数が参加した。 写真（H）　フィナーレはスパリゾートハワイアンズ・ファイアーナイフダンス（人気の裕仁ＡＬＥＸ） オリンパス　Ｅ−５　ズイコーデジタル　５０−２００ミリ

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