making of 写真集 no.4
「週刊女性」2月13日号で,『華麗なる肖像』と題して、写真集『沸騰時代の肖像』を紹介していただきました。
モノクロ2ページ。取材にこられたのは、編集部の山田裕子さん。実に的確で鋭いインタビューで、感心しているうちに取材が終わりました。週刊女性と山田さん,ありがとうございました。
making of 写真集 no.3
 ビッグ・ニュースです。
重版が決まりました。
ぼくにとっては、(出版社にとっても)凄いことです。

12月12日(金)関西のサンTVで、写真展で取材したものをオンエアされるそうですが、その際、「沸騰時代の肖像」を、視聴者の方3名に、プレゼント! だそうです。

12月10日より
新宿ブックファーストルミネ2で写真を飾ってブックフェアを開催。
来週半ばより
神田すずらん通り・東京堂で、階段に写真を並べてブックフェアを。
渋谷ブックファーストでも。
写真展取材のサンTVの橋本さん。
making of 写真集 no.2
 11月22日、見本が来ました。
 Wトーンのグレイを少し変えて、コントラストを上げたのが良く、というか、ぼく好みにあったように思います。
 この日、ぼくは週刊現代の4ページのグラビアの入稿に追われていました。(このところ常に追われている!) インタビューにこられたのは山崎さん。好青年というより、好紳士で、実に的確なインタビュー。いつもは、する側の人間なので、される難しさを痛感しました。写真も撮られる方が難しいんですよね。
 このほかPRとしては、アサヒカメラ12月号、週刊新潮の掲示板など。文遊社の方でも日経書評欄などへ。
できあがった本は、写真はみなさまの評価を待つだけですが、解説のエッセーを書いてくださった別役実さん、斉藤慎爾さんの文章には大脱帽! 凄い!の一言です。ぼくとしては、ほめてもらったのかどうか、そんなことは問題外の凄さです。本当に勿体ない。写真はダメでも、このお二人の名文だけでこの本は価値があると思います。 
making of 写真集 no.1
夏から準備中の写真集が、やっと出版されることになりました。
タイトルは、
【石黒健治 沸騰時代の肖像−Portraits of the 60s】です。
内容は、一口には言えないので、ぼちぼちと。 今日、カバーのデザインが出来ました。
下1/3は帯の部分です。
写真は、加賀まりこさん。
多少の手直しをして、いま印刷中です。
遅れたのは、理由があります。
ちょっと内密ですが、タイトルがなかなか決まらなかったのです。
出版社の編集プロデュサーの山田高行さんは、沸騰の時代といわれる1968年をピークとした、時代の象徴、時代の証人としての写真集を意識し、石黒は、「ポートレート」つまり人間の写真が、時により時代を表すわけで、あくまで人間の写真だ、と主張しました。
デザインの佐々木さんは、加賀さんの写真に沸騰の日本語の漢字はつらい、という意見。 というわけで、朝8時まで、議論をしました。遅れるわけです。 最後は、山田さんの【時代】と石黒の【肖像】、そしてカバーそのものには日本語を入れず、帯で表現、ということになりました。 で、出来たのがこのようなカバー表紙です。
結構気に入っています。
写真集 [沸騰時代の肖像−Portraits of the60s]
文遊社刊 ¥3,800+税 
来週早々、印刷が上がります。 
(2006年11月10日)
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mail ishiguro kenji